本ブログの3つ目の記事は、東京コミコン2024の体験記を書こうと思っていた。
ところがどっこい、いま書こうとしているのは、わたし自身の現在の心境と立ち位置である。
別に書くことで、何かが劇的に変わるわけではないのだけれど、それでも読み返したときの自分を客観視できるように、文字に残しておこうと思う。
仕事:増える
夢のような東京コミコン2024を終え「来年のコミコンに向けて、またお金を貯めよう!」と思いながら出勤した月曜日。
PCを立ち上げている途中で、深刻な顔をした上司がこちらに向かって声をかけてきた。
「りんさんさ、通勤する事業所と業務内容増やしていい?」
その言葉の意味を処理するのに、1・2秒の間。
…いや、4月の職場復帰の時点でそもそも復職先が違うところだったんですけど!?
「大丈夫ですけど、突然どうしたんですか?」
全く大丈夫ではないのだけれど、正社員で雇われている以上、お上からの依頼は「はい」か「YES」で返すしか道はない。
「大丈夫」の回答に、ほっとした表情を浮かべた上司から話を聞く。
ざっくりまとめると
・(拠点が異なる)関連部署に大量の欠員発生
・比較的近い業務を行っている自部署が期間限定で応援に
・4月復帰/部署所属歴は一番短いが、社歴で見たときには部署内で中堅のため応援にいってほしい
といった理由で、私が抜擢されたようだった。
まあ、言いたいことはわからんでもないし、「YES」しか選択肢がないわけだが、それでも心の中にわだかまりはあった。
勤務地が毎日変わる=保育園のお迎えに間に合わない
独身もしくはDINKSのわたしだった場合、恐らくわだかまりなく「はい」と言っていたと思う。
違う環境で仕事をすることに「都会のOLっぽいな」と思ったかもしれない。
ところがどっこい、今のわたしの主たる属性は「母」なのである。
時短勤務正社員として働く理由のひとつとして、愛娘を保育時間中にお迎えにいかなくてはならないというものがある。
通常勤務地でも15分残業しただけで、お迎えギリギリすべりこみセーフ!という環境なのだが、新勤務地は通常勤務地よりも利便性が悪い。
実際、新勤務地の勤務開始二日目に仕事にはまり、延長保育のカードを切ってしまった。
お金で保育時間は買えるが、そのお金を会社が出してくれるわけではなく、ただただ損なのである。
お金も減り、心の余裕も減っているのがわかる。しんどい。
通勤時間ぐらいはゆとりを持ちたかったわ
関連部署業務が通常業務にオンする
「応援なら、関連部署の仕事をするんだよね」と思うかもしれないが、弊社の場合は関連部署業務が通常業務にオンするという地獄であった。
職場復帰とともに別の部署(現部署)に配属され、仕事のイロハがなんとなくわかるようになってきたぺーぺーに、ここで新たに関連部署業務を覚えるという仕打ちである。
わたしだけではなく、自部署の半数ほどが同じ思いをしているわけだが、今回応援に選ばれたメンバーは私より社歴も年齢も一回り以上離れているベテラン勢。
過去に関連部署にいたメンバーも少なからずおり、ベースが違うのだ。
経験値が浅い+時短の状態で、通常業務を行いながら、新しいことを1から覚えるのは正直しんどい。
幸い大きなミスはしていないのだが、部署独特のクセやルールに染まり切れておらず「さっきも言ったんですけど」と言われることが非常に多く、ストレスが溜まっているなと日々感じている。
(正直個人的には「どうでもええやんけ」レベルなのだが、所属歴の浅い女には人権はない)
「本来このやり方が丁寧で花丸なんだけど、この基準が当たり前になると困るからやめて」ってなんやねん
年明け一発目から試験
これは半分自業自得である。
通常業務だけだと思っていた過去のわたしは、会社推奨資格(毎期なにかしろとらないと評価がもらえない)のために、軽い気持ちでMOS試験を受けることにしていた。
夜PC開ける環境でちょっとずつ勉強すれば余裕っしょ
…と思っていたのだが、複数拠点勤務が始まると、脳みそも体力も日々限界を迎えて子供の寝かしつけとともにぐっすり眠ってしまう日々。
気づいたら、メルカリで買った教科書を今日の今日まで開かずきていた。
年末の実家帰省時に追い込むつもりでいるが、現状一万円が自腹になる未来しか見えていない。
弊社は3月に向けて地獄のように忙しくなる会社なので、腹をくくって勉強するしか道はないのだ。
複職:減る
このブログも含め、育休中からさまざまなSNSに手を出しているのだが、メインで運営していた育児ブログがいよいよ息絶えた。
「復職してブログどころではない」というのも理由の一つだが、一番の理由はグーグルのコアアップデートである。
8月の半ばに崖くずれのように下へと落ちていき「もうこれ以上は落ちないだろう」というところまでいったのだが、12月に行われたアップデートでさらに地に落ちた。
本当に愛着のあるブログで、辞めるつもりはないのだが、それでも「この仕打ちはないぜ」と思ってしまう。
「時間は作り出すもの」が正しいのはわかっている
本当は、育児ブログも含め手を出したものは一つ一つ愛情込めて育てていきたい。
同じように復職をして、時間を作り出して頑張っているママたちがいることも知っている。
けれど、さすがに環境がぐわんぐわん変わりすぎていて、立っているだけで精いっぱいだ。
2024年中に、なんとか2025年に向けた動きや方向性を再定義したいと思っている。
クリスマスも年末もあるけどね。
やられっぱなしで終わりたくないなあ。